モノクロ写真もデータに忠実な出力を行ないます。
データが示す濃度に忠実に出力します
正確な色管理を行うことで、モノクロ写真についてもデータに忠実に出力します。
適正にキャリブレーションされたモニターを使用して仕上げたモノクロ写真を、仕上げた状態に近い濃度で出力できます。
色合いは用紙により差が出ます
モノクロ写真の色合いのコントロールはカラー写真の扱いと比べてかなり難しく、たとえ元データが完全な無彩色であっても出力結果は完全な無彩色にはならず、ほぼ無彩色ではあっても使用する用紙毎にかなり色が異なります。
(例えばデータ上で L*=60 a*=0 b*=0 の部分がプリンター出力結果ではL*=60 a*=0.79 b*=-4.09 になるなどします)
用紙一覧の出力見本を目安にしてください
用紙一覧のページに、各用紙のモノクロ写真の出力結果のスキャン画像を掲載しています。
出力結果をスキャンし、出力結果の色を測定してスキャン画像を実際の出力結果の色合いに近くなるよう補正した画像ですので、モノクロ出力の目やすにしてください。
ただ、あくまでスキャンして色補正したもので、ウェブサイト上でモノクロ写真の微妙な色合いを正確に再現するのは困難ですので、あくまで目やすとご理解ください。
温黒調や冷黒調など、データの色に従って出力します
モノクロ写真を出力するとき、完全な無彩色でなく温黒調や冷黒調で出力したい場合も多いでしょう。
またセピア調などの色合いにしたい場合も多いでしょう。
データが無彩色の場合は、用紙によって色合いは少し異なるもののできるだけ無彩色になるように出力しますが、RGB等のデータで温黒調や冷黒調、ゼピアなどの色合いのモノクロ写真として仕上げられていれば、データの色に従って出力します。
グレースケールのデータも出力できます
モノクロ写真は場合によってはグレースケールのデータとして作ることもあるでしょう。
グレースケールのデータも出力できます。
グレースケールの場合は色の情報がないので完全に無彩色のデータとして扱って出力します。
RGBやCMYKのデータはカラープロファイルを埋め込むことでデータ自体の色や濃さを明確に示すことができますが、それと同じような仕組みでグレースケール画像もドットゲインやガンマを示すプロファイルのようなものを埋め込むことでデータ自体の濃さを明確に示すことができます。
例えばPhotoshopでデータをグレースケールを作る場合、通常のカラープロファイルを埋め込むのと同じ手順で「Dot Gain 15%」「Gray Gamma 2.2」といったグレースケールのデータの濃度を示すデータを埋め込めます。
濃度が明確に示されたグレースケールのデータは。データが示す濃度の通りに出力します。
濃度が明示されていないグレースケールのデータの場合は、当方でお客様が意図している濃度を推測した上で、その濃さで問題ないかどうかをお客様へ確認するやりとりが必要になります。