写真を撮影してプリントしたら、たいていは部屋に飾ったり写真展で展示したりするでしょう。
写真を飾るときに作品と部屋・展示室の壁や空間をつないだり、作品を保護したりするため額装をします。
写真の額装の方法の一例をみてみます。
額と余白の意味
額の意味
写真をそのまま壁に貼ると写真が痛みます。
額で写真を保護できます。
写真をそのまま壁に貼ると、部屋や展示室と写真が直に接することになり、馴染まないこともあります。
額は作品と部屋・展示室の壁や空間をつなぐものであり、相応しい額に納めて飾ることで写真が映えます。
余白のマットの意味
写真と額縁の間に入るマットが余白になります。
余白なしで額縁に写真を入れることも可能ですが、余白が全くなければ窮屈な感じになります。
写真と額縁の間のマットで適切な余白を設けることで、写真が鑑賞しやすくなり、高級感も増します。
また、額縁に直接写真をセットすると写真が痛みやすく、マットによって写真が保護されて痛みにくくなります。
マットがあることによって額のガラスと写真が接触せずに済み、写真の劣化を防げます。
額縁とマットのある一般的な額装にする方法
写真をブックマットにしておく
写真をプリントしたら、ブックマットの状態にしておきます。
ブックマットの余白は額に入れたときの余白になるので、それを考慮してマットのサイズを選びます。
余白は7cm前後くらいとるケースが多いようですが、規則があるわけではないため自由に検討します。
写真が縦向きならマットも縦向き、写真が横向きならマットも横向きという規則があるわけでもないため、マットの向きも自由に検討します。
他の人の展示例を見て検討するのも良いでしょう。
参考記事
ブックマットを額に入れる
ブックマットのサイズに合う額にブックマットをセットします。
ブックマットの余白が額装の余白になります。
額、マットのセットを注文するのもよい
以上のように、自分で窓を開けてブックマットを作り、額に入れて余白のある一般的な額装ができますが、自分でボードに窓を開けてブックマットを作ったりするのは結構大変です。
初めから窓が抜いてあるマットと額のセットを使うと手軽です。
額縁専門店で額・マットのセットを注文できる
ブックマットではありませんが、額とマットをセットで販売している額縁専門店が複数あります。
ネットの注文画面で額のサイズを選び、マットの窓のサイズやマットの色を指定したりできる店もあるので、そういったところに額とマットをセットで注文するのも良いでしょう。
既製品
店で一般的に売られている写真用の額は、すでに窓が開けてある1枚のマットと額縁がセットになったものがほとんどです。
自分でブックマットを作るのが大変で、そこまで専門的に写真を長期保存するのでなければ、すでに窓が抜いてある1枚のマットと額縁がセットになったものを手に入れて額装をするのも良いでしょう。
額の既製品の例
その他の額装
額とマットの余白のある基本的な額装の他にも、色々な額装があります。
ブックマットのように入れたり外したりできるものではありませんが、木製や金属製のパネル状に仕上げて展示する方法もよくみかけます。